物件200 ギックリ腰になる庭(後編) 劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック
劇的!ビフォーアフター 物件200 ギックリ腰になる庭(後編) で出てきたアイデアをチェックしましょう。
前回に続いて、リフォームが進みます。
真っ二つになった物置小屋の間を板で塞ぎ、しっかり屋根も作って、玄関の開きも本来の外開きにリフォーム。
内部には棚を付け、さらに窓もこしらえて、広く快適な物置小屋となりました。
屋根を作るのは日曜大工ではちょっと難しいのですが、棚の作りは参考になります。
ようやく土団子も100個が完成、モルタルを使って壁状に重ねて、土が深い野菜畑の完成です。
大根など、土の深さが必要な野菜も作れるようになりました。
高さがあるので畑作業も楽になる、アイデア畑が完成です。
今度は四角く深い穴を掘り、解体現場からもらってきた色々な廃材を持ち込みました。
さらにコンクリートブロックと鉄筋でテラスの基礎を作り、その内側に廃材や土を入れて、砕石で平らに仕上げます。
そこにベンチの足やアスファルトの廃材を入れ、廃材の梁をブロック基礎の上に固定しています。
その上から舗装材の土を撒き、きれいに均して、上から水を撒いて固めます。
土色舗装の中にアスファルトのアクセントと、ベンチが固定されたテラスが完成しました。
ベンチは片方の足が庭にあるので、庭とテラスのどちらでも座れ、廃材の梁にも腰掛けられます。
基礎を作るのはかなり難しいですが、それ以外は日曜大工でも使えるアイデアです。
先ほど掘った穴には、雨水を溜める貯水タンクが設置されています。
樋までの配管はかなり大変ですが、水の有効利用が可能な、エコロジー水撒きとなりました。
貯水タンクの廻りに石を並べ、テーブルを設置しています。
そして昔ながらの手押しポンプを設置、電動ポンプと併用することで、使い勝手の幅を広げています。
さらに電動ポンプからは、畑の水撒きも可能なホースにつながっているのです。
ここはさすがに日曜大工は無理そうで、専門業者の工事が必要ですが、アイデアとしては面白いものです。
ですが、エコロジーを考えると手押しポンプだけで作ったほうが、印象は強かったかもしれません。
鉄製のアーチ型門扉を移動して組み換え、足元に薔薇を植えて、お母さんの夢である薔薇のアーチとなるように配置しました。
廃材のシンクをそのアーチ型の間にはめ込み、水栓を付けて、ガーデンシンクとして完成です。
水は水道水なので、調理も可能なガーデンシンクとなりました。
リフォームが完成して、玄関から畑に向かう部分の庭には芝生が敷き詰められました。
きれいに清掃や花の補充も行われ、生き生きとした快適な庭となっています。
物置小屋の正面の壁には、ユージさんがマイアミのビーチの絵を描いていました。
周囲からするとちょっと違和感もありますが、味のある個性的な印象です。
なによりお母さんがいつも行きたいと言っていた場所なので、より印象的となりそうです。
テラスの梁で囲まれた部分には、ほとんどを廃材で作ったテーブルが設置されています。
柱や丸太が印象的で、個性的なデザインとしてまとめています。
古タイヤで作ったプランターも追加され、フェンスを彩っています。
さらに既存のブロック塀には、手伝いに来た仲間の絵が飾られています。
仲間みんなの思い出が詰まる場所を、シンボルとして表現しているのです。
今回の 劇的!ビフォーアフター 物件200 ギックリ腰になる庭(後編) は、庭造りのアイデアが非常に参考となるリフォームでした。
リフォームのアイデアによっては日曜大工では難しい部分も少なくありませんでしたが、庭造りの基本が分かる点で考えるとほとんど全てのリフォームが効果的だったといえるでしょう。
全てのリフォームを普通の業者に依頼すると、相当なリフォーム費用がかかりそうです。
しかし自分でできる部分を日曜大工で行い、出来ない部分を専門業者に任せれば、リフォーム費用をかなり抑えることが出来そうです。
楽しく使いやすくするアイデア豊富な庭造りの好例として、参考にできる部分が多いリフォームだったといえそうです。