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物件202 台所がお風呂の家

劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック    住まいのリフォーム・リノベーション

 


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では、
住まいのいろいろな改修方法や
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物件202 台所がお風呂の家  劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック

劇的!ビフォーアフター 物件202 台所がお風呂の家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。

今回の劇的!ビフォーアフター 物件202 台所がお風呂の家 は、古い長屋で、冷蔵庫など家電製品が屋外に置かれている状態である住まいのリフォームです。
3人の為の住まいなので、部屋を整理すれば床面積は十分取れそうです。
しかし物干し場へつながる階段は足元が錆びて危険な状態で、水廻りも狭く使いにくい状態です。
一度増築を経験しているようで、このつながり部分も気になります。
床や窓などは腐って壊れているところもあり、2階の床も傾いているので、かなり大掛かりな補強や改修が必要となりそうです。

解体が進むと、増築部分は鉄骨の梁が使われていますが、接合部分が極めて弱く、2階の床の傾きの原因となっていました。
そこで増築部分との境界線上に丈夫な鉄筋コンクリートの基礎を作り、土間も鉄筋コンクリートで補強しました。
その基礎に金物の付いた集成材の柱と梁を取り付けて、門型の丈夫なフレームを追加。
その梁に鉄骨梁をしっかり取り付け、2階の床を支えることが出来るように、補強を行いました。

ここでお母さんが今まで友人宅を借りて行っていた琴教室を、リフォームした住まいで行いたいというリクエストがありました。
狭さと音の問題があるので、かなり難しい問題となります。

防音と断熱の為に、長屋の境界の壁に発泡ウレタンを吹きつけました。
隙間をきれいに塞ぐことが出来るので、効果的な方法といえるでしょう。
さらに琴教室を行う部屋は天井・壁・床を遮音シートで包み、音漏れを防ぎます。

琴教室に使う予定の1階部分は広いワンルームとして、リビングダイニングキッチンのスペースを確保。
壁には造り付けの収納棚を設置、足元を25cmほど浮かすことで琴の端を飲み込ませ、琴を置く数を増やす計画です。
端の部分で演奏する際には邪魔になるかもしれませんが、部屋の幅の狭さを考えると仕方のないところでしょうか。

2階のお父さんとお母さんの寝室には、真ん中に取るはずしが可能な軽い京唐紙で作った間仕切を設置。
二人の寝る時間が異なるので、光を遮る目的の間仕切です。
適度に仕切りつつ、鉄のレールにマグネットで付いている状態なので、ぶつかっても落ちにくい工夫付の間仕切です。
その間仕切パネルは扉や壁に収納できる、面白いつくりです。
かなりいろいろなところで応用が出来そうな、良いアイデアですね。

リフォームが完了して、玄関には琴教室の看板も取り付けられました。
正面は焼き杉風の格子で覆われ、プライバシーと趣きをプラス。
玄関前にはバイク置き場と坪庭を設置して、使いやすさと和風の雰囲気を高めています。
玄関収納は、琴教室の為に多めに確保しています。

玄関と仕切られるリビングダイニングキッチンは、リビング部分をタタミとして、琴置き場や食器棚を設置しています。
キッチンはスタンダードな壁付きで、すっきり使いやすいまとめ方です。
壁に備え付の収納部分には網代を張った扉を使用、吸音効果を期待しています。
琴教室に必要な道具がしっかり納まる収納です。

ダイニングテーブルは、普段は壁付のカウンター下に一部を収納してコンパクトに使い、人が集まると引き出して広く使えます。
可動部分はベンチの座面が広がるだけなので、安心感があるアイデアテーブルといえるでしょう。
リビングのタタミ部分は中央部分を外して、掘り座卓となる工夫もあります。
食器棚はロール状のスダレで、隠すことも出来ます。

鉄骨階段があった裏庭は、階段を取り除いて、京都らしい裏庭として整理されました。
庭に面するサッシは雪見障子の内障子付きで、遮音性能も若干アップするでしょう。
玄関と琴教室を仕切る扉は2重式で、防音対策されています。

水廻りは玄関脇に設置です。
若干コンパクトなスペースながら、洗面や洗濯機置き場と浴室とトイレを集中的に配置しています。
階段も緩やかになり、玄関からすぐに2階に上がれます。
溝型の使いやすい手摺が、さりげなく付いていました。

2階の寝室は収納付のタタミベッドで、テレビ台とミシン台も備わります。
天井近くの収納に加えて広いロフト付きで、収納量を確保しています。
収納庫は床が畳で着物なども収納、扉に着物が掛けられる金物付きで、姿見の鏡も備わります。
クローゼットは、奥にかばんや小物をしまえる棚付です。

階段を上がった階段ホールにはコンパクトな流しが付き、階段を挟んで寝室の向かいが長男の部屋となります。
収納付のステップから広いウッドデッキに上がることが出来、物干し場ともなります。

今回の 劇的!ビフォーアフター 物件202 台所がお風呂の家 は、構造の補強と琴教室にするアイデアが注目のリフォームとなりました。
畳の多用と京風デザインの取り入れ方もバランスが良く、コストはアップしますが、落ち着きのある雰囲気を上手く演出していました。

収納や家具のアイデアも見事で、和風の住まいに限らず、応用できそうなアイデアが豊富でした。
広さの割にはリフォーム費用が少し高めでしたが、その分上質な材料も使われていたので、納得のリフォームだったといえそうです。

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