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物件208 7坪にタンス22棹の家

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物件208 7坪にタンス22棹の家  劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック

劇的!ビフォーアフター 物件207 敷地千坪の庭(前編) で出てきたアイデアをチェックしましょう。

劇的!ビフォーアフター 物件208 7坪にタンス22棹の家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。

今回の劇的!ビフォーアフター 物件208 7坪にタンス22棹の家 は、7坪の狭い元長屋に22棹ものタンスがある住まいのリフォームです。
子供が独立して夫婦二人の住まいなので、広さとしては極端な問題はないはずなのですが、水廻りの使いにくさやタンスの多さが大きな障害となっています。
タンスや持ち物を整理しつつ床下や小屋裏に収納を確保して、階段や水廻りなどを古くて使いにくい部分を使いやすくするリフォームが、今回のポイントとなりそうです。

たくさんのタンスと物を引越しして、解体が進むと2階を支える柱の足元は、シロアリに食われ腐ってぐらぐらの状態でした。
基礎を鉄筋コンクリートで補強、さらに長屋が切り離されて弱くなっている部分や梁を補強していきます。
通りに面した外壁と屋根を解体して、一部を屋外空間としました。

玄関の2枚引き戸は格子とすることで玄関から光を取り込み、先ほど解体した部分にも高めの位置に窓を付けて、1階の奥まで光を導きました。
玄関の上は床が高めのテラスとして、1階の窓高さをたっぷり確保しつつ外部空間も作り出したのです。

1階には大きめのキッチンが付き、階段も緩やかに作り直しました。
キッチンは匠のオリジナルで、奥行きを通常より5cm深くして広さを確保。
さらに水切り付の吊り戸棚やダウンウォール式の収納など、使いやすさに配慮したキッチンにまとまっています。

キッチンの天井を下げて水廻りの床も下げることで、階段を上がる高さを減らしています。
浴室は2階なので防水上有利なハーフユニットを採用、壁は木質風の仕上げで若干の狭さを柔らかい雰囲気でカバーしているようです。

中2階の水廻りの壁には、壁の厚みを利用した収納棚を設置。
ステンレスの金物でタオル収納としての活用です。
狭小住宅ならではの無駄をなくした収納で、薄い場所へ設置可能なタオル収納としてグッドアイデアといえます。

滑車の付いた四角い板をたくさん持ち込み、リビングダイニングの床下収納の上に敷き詰めました。
床下収納は小部屋に分かれ、その間にはレールが埋め込まれています。
11箇所の床下収納に対して10枚の板で、板の上には同じサイズの畳を敷きます。

床下収納の1箇所は、普段は掘りごたつとして使用。
このひとつ分の空きを利用して、パズルのように床を動かして収納することが出来ます。
面白いアイデアですが、床のがたつきと生活で物を置いた際の使い勝手の点では、微妙なところかもしれません。

リフォームが完成して、正面は1面を木の格子でまとめられました。
2枚引き込みの玄関ドアは広く開けることが可能で、出入りが楽になります。
玄関土間はかなり広く、縁側的な腰掛けられる玄関のつくりです。
下足入れは最低限必要な量を確保、飾り棚を備えて豊かな空間を演出しています。

リビングダイニングには壁付の飾り棚を備え、奥行きを最小限に抑えることで室内の広さを確保しています。
玄関とリビングは、取り外し式の障子で仕切れます。
掘りごたつの座卓は2倍の面積に広げられる、アイデア座卓です。
掘りごたつ部分に畳を敷けば、お孫さんたちも泊まれます。

キッチンスペースにも、スライド式の床下収納を設置。
階段下は収納と飾り棚とトイレとして、フルに活用しています。
トイレには、よりコンパクトなタンクレストイレを採用することで、トイレスペースを最小限に抑えているようです。
キッチンとリビングの間には、仕切りとなる引き戸も備わります。

2階に上がる階段には天窓が付き、明るさを確保しています。
洗面脱衣所は最小限のスペースながら、腰板や手摺や収納を備えることで、快適さを高めています。
洗濯の上部にも、ダウンウォール式の収納が備わります。

浴室には暖房乾燥機とハンガーパイプも備わりました。
洗濯の物干し場としても、浴室を活用できます。

2階の寝室は畳敷きで、押入れの床部分を上げることで、布団の足元を入れるスペースとして確保しています。
網代と竹竿縁の和風天井は、高さを上げることで広さを感じさせる演出です。
押入れには、お母さんお嫁入りタンスが入っていました。

廊下にも収納を備えて、収納量を確保。
さらに小屋裏収納も以前より少し狭くなりましたが備わり、廃棄したタンス分の収納スペースをしっかり確保しています。
2階の段上りのテラスには、木デッキとプランターと物干しが備わりました。

今回の 劇的!ビフォーアフター 物件208 7坪にタンス22棹の家 は、タンスの代わりの収納を確保するアイデアがポイントのリフォームとなりました。
ただ収納を確保するだけでなく、飾り棚を上手く取り入れることで、余裕を感じさせるインテリアとしてまとめていましたね。

収納アイデアや可動部分が無理せず使えそうなところも、実用的なアイデアとして普通の住まいでも活用出来そうです。
小屋裏収納を減らしても和室の天井高さを上げるなど、収納の実用性と開放感をプラスするリフォーム内容のバランスの良さが印象的なリフォームだったといえそうです。

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