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物件236 光を閉ざした家

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物件236 光を閉ざした家  劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック

劇的!ビフォーアフター 物件236 光を閉ざした家 で紹介されている、リフォームの役に立つアイデアをチェックしましょう。

今回の劇的!ビフォーアフター 物件236 光を閉ざした家 は、隣家との距離がほとんど無い9坪の住まいのリフォームです。
一人暮らしとなった奥さんがガンを克服して、健康管理をしやすく快適な住まいとするためのリフォームとなります。
急な階段や狭いキッチンや食卓に加えて、使いにくい水廻りです。
さらに隣家の壁が近く奥行きのあるベランダなどにより、室内が非常に暗い状態です。

予算は1300万円と、狭さに対しては豊富にあります。
そこで一人暮らしとして必要な広さを確保しつつ、使いやすさと明るさを取り入れるアイデアに注目となりそうです。

解体が進むと、かなり明るさが入ってきます。
さらに室内にある柱を、全て解体します。
鉄筋コンクリートのべた基礎を内側に作り、鉄筋の入っていないこれまでの基礎と一体化します。
そしてL字型に組まれた木材を搬入、内側の基礎の上にしっかりしたコの字型の木のフレームを作りました。
特殊な金物で固定されているので、筋かいなどが無くても強さを確保できるタイプです。
壁を無くすことで、光を奥まで取り入れる計画です。

ここで既存の大きなベランダを再利用、奥行きを小さくして、半透明素材のグレーチング床とすることで、下まで光が通りようにベランダを作り直しました。

屋根には2つの天窓を設置、その下部分には階段を作っています。
緩やかになった階段の吹き抜けが、1階まで天窓の明かりを落とします。
その階段脇にキッチンを設置、昔のお風呂の窓をそのまま活用。

さらに2階の床の一部をスノコとすることで、光をよりたくさん1階まで届かせました。
スノコの断面を逆台形とすることで、影を作らず光が落ちる工夫付です。
ポリカーボネート板を載せているので、空気が抜けずに暖房効果を確保しています。
もちろん階段部分もガラスで仕切り、引き戸をつけて暖かい空気が上に逃げてしまうことを防ぎます。

思い出のソファーの一部を再利用、壁際に1列分だけ並べました。
そこに奥さんと選んだ布で作ったカバーを掛けて、ビニールレザーを保護しつつ冷たい肌触りを改善しました。

リフォームが完成して、小さくなったベランダに透明な庇やカーポートとすることで明るさを確保しました。
屋根は金属板となり、外壁は白く明るくなりました。

アプローチの階段はシンプルにして広さを確保、手摺もつけて安全性が増しました。
玄関ドアにも大きなガラスが入り明るさを取り込み、リビングからの光も玄関に入るように仕切り壁の一部もガラスで作りました。
段差部分には、玄関収納の中に収まる引出し式のベンチが備わります。

玄関とつながるリビングダイニングキッチンには、階段や2階の床からたくさんの明かりが落ちてきます。
リビングの大きな窓も加えて、かなり明るい空間に生まれ変わりました。
ソファーの上の壁はコルクで仕上げて、写真のピンナップスペースとなります。

カウンターで食事をするタイプのダイニングキッチンスペースは、コンパクトながら機能を盛り込み使いやすくまとめています。
階段下を全て引出し収納として、キッチン収納やコート掛けの機能を持たせました。

水廻りを奥に集約、洗濯機も洗面所に収まりました。
浴室暖房乾燥機付きの浴室も、必要十分な広さを確保しています。
トイレも使いやすい場所に配置、扉の脇にガラスのスリットを入れて明るさを確保しています。
腰板とその上の薄い飾り棚付きで、余裕が感じられるトイレです。

明るい階段を登ると、光を1階に落とす広い廊下に出ます。
その南側が寝室、備え付けの収納付きベッドが備わります。
収納の真ん中が仏間、ベランダに出る段差が無くなり使いやすくなりました。

広い廊下にはカウンター机が備わり、寝室と客間を仕切る扉を開け放つとワンルームとして使えます。
北側の客間の窓の前には大きな姿見の鏡を引出せて、太極拳を稽古するスペースとなります。

今回の 劇的!ビフォーアフター 物件236 光を閉ざした家 は、明かりを取り入れるアイデアの豊富さがポイントでした。
天窓や大きな南窓に加えて、明るさを1階に落としつつ閉じられる階段や2階床、庇やベランダ床からも光を取り入れる様々な手法は参考になります。
もちろん透明な庇は場合によっては暑さの原因になるので、採用する際には注意が必要でしょう。

またコンパクトながら使いやすいキッチン周りや2階をワンルームにできる多機能さなども、使えるアイデアといえるでしょう。
一人暮らしという条件は少し特殊かもしれませんが、そのままでも夫婦二人くらいなら十分使える狭小住宅のリフォームとして、好例だったといえそうです。

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