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物件237 老後の楽しみが奪われる家

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物件237 老後の楽しみが奪われる家  劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック

劇的!ビフォーアフター 物件237 老後の楽しみが奪われる家 で紹介されている、リフォームの役に立つアイデアをチェックしましょう。

今回の劇的!ビフォーアフター 物件237 老後の楽しみが奪われる家 は、6人の孫を含めた12人が集まる住まいのリフォームです。
さすがに6人の孫が一緒に泊まると、ちょっと古めながら普通くらいの大きさの住まいではかなり厳しくなります。

食卓もテーブルを3台並べる状態で、動線が厳しくなってしまいます。
和式のトイレが一つあるだけで、洗面所も小さめです。
布団の置き場にも困る状態です。

今回のリフォームはちょっと特殊で、娘や孫が集まっても使いやすくする為に、普通のサイズの住まいに手を加えるリフォームとなります。
建坪11坪の2階建てで予算は1400万円とそこそこあるので、増築や収納スペースの追加も予想されそうです。
普段多人数で使わない水廻りや寝室の広いスペースを、どのようにして生み出すのか興味深いところです。

解体してみると、下屋の通し柱がシロアリの被害でボロボロでした。
さらに浴室廻りの通し柱など、4隅の内の3本の柱が駄目になっていて、危険な状態なのです。

そこでまず床下の湿気を減らし補強も兼ねて、土間コンクリートを打設します。
そして傷んだ部分を交換、さらに柱を追加して補強します。
細い梁も太い梁で下から補強するなど、多人数が集まっても安心な強度を持つ丈夫な構造としました。

断熱材には屋根まで現場発泡ウレタンを採用、隙間が無い確実な断熱としました。
さらに2階の床下にもグラスウールの断熱材を重ねて入れ込み、2階の足音などの遮音性能も高めました。

ベランダが取り外された下屋の屋根を撤去して、全面ガラスのトップライトとして、1階の明るさを確保しています。
キッチンは対面式に変更、ダイニングスペースにはトップライトの光が降り注ぎます。

トイレは洋式に変更、洗面台も大きくなりました。
さらに回り階段となった階段の踊り場を、コンパクトな洗面スペースとしました。
上部には開くと鏡になる目隠し壁を配置、将来お年頃になるお孫さんの身だしなみを整えられる工夫付です。
その隣の2階にもトイレを追加して、多人数での使いやすさを高めました。

2階に格子にフレームを組み合わせた台車を作り、布団掛け兼布団収納を作りました。
日当たりの良い2階の窓の近くに置けば6枚分の布団干しになり、フレームをたためば床のレールに沿ってそのまま押入れまで軽く押していけるアイデア布団干しです。

リフォームが完成して、邪魔な塀や門扉を取り払い、駐輪場を確保しました。
さらに手摺付きのスロープも設置、御両親の将来に備えました。

コンパクトな玄関スペースは、天井までの収納と階段を開放的につくることで、実際以上に広さを確保しています。
階段の踏み板を延長した腰掛けや手摺、階段下収納も備わります。

1階は壁を取り払ってワンルーム化、広い空間を確保しました。
トップライト下の壁には、お孫さんの絵をシールにして貼り付け、楽しさをプラスしました。

ダイニングテーブルは通常はコンパクト、2段になった天板を引出すことで、大きなテーブルにも出来ます。
引出す際の動き方には微妙な部分も有りそうですが、今回の住まいでは必須な機能ともいえます。
テレビ台の下の収まるベンチが備わることで、12人分の食卓スペースを確保しました。

キッチンスペースも広がり、収納スペースの不足を補う床下収納もたっぷり備わります。
ダイニングの隣のリビングスペースは、扉で仕切って客間としても使え、将来的には、1階だけで生活できるつくりにもなります。

水廻りは無駄を省いてスペースを確保、2人並んで使える大きめの洗面台としています。
大きいサイズのシステムバスを採用して、みんなで入れる広い浴室としました。
乾燥機能付きで、孫が汚した洗濯物も素早く乾かせます。

回り階段となった踏み板部分には合板を使用、ただ合板は表面が剥がれやすいので階段の踏み板としては耐久性が気になるところです。
階段の壁にも孫の絵のシールが貼られています。

2階は間仕切を引き込み式にすることで、2部屋を一体的に使えるようにしました。
これで6人分の布団を敷くスペースを確保。
窓から出られる物干し台の床はグレーチングとして、下屋に光を落とします。
御両親の寝室はベッド二つの洋間スペースに変更、使いやすさを高めました。

今回の 劇的!ビフォーアフター 物件237 老後の楽しみが奪われる家 は、コンパクトながら使いやすさを高めた2階のつくりがポイントとなりました。
階段の踊り場に洗面所を作ったり、使いやすい布団収納など、光るアイデアがたくさん見られました。

1階についてもワンルーム化することと、広がるテーブルや収納式ベンチなど、番組での定番アイデアが豊富に採用されて多人数に対応。
結果的に1階だけでご両親が生活できる、バリアフリー住宅としてのリフォームともなりました。

さすがに12人のスペースを確保するリフォームは極端かもしれませんが、孫を気軽に呼べる為の多人数対応のリフォームは、ちょっとしたトレンドになるもしれません。
そんな高齢化時代の新しいリフォーム形体として、参考にできるリフォーム内容だったといえそうです。

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