物件214 泥まみれの庭 劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック
劇的!ビフォーアフター 物件214 泥まみれの庭 で紹介されている、リフォームの役に立つアイデアをチェックしましょう。
今回の劇的!ビフォーアフター 物件214 泥まみれの庭 は、保育園の広い園庭のリフォームです。
水はけが悪く、夏に水遊びを行うと園児たちが泥だらけになってしまいます。
駐車場の位置による使いにくい鉄棒スペースや、砂まみれの人工芝など、問題が山積しています。
園長さんの希望もあって、再びユージさんとその仲間たちによるリフォームとなります。
機能を整理しつつ、日曜大工でも可能な、面白い庭作りのアイデアに期待しましょう。
初日は、日よけネットの解体からはじまりました。
そして駐車場のフェンスを撤去、駐車場のアスファルトをカッターで切り、四角くアスファルトを剥がします。
通路部分の舗装ブロックを剥がして、縦横に溝を掘ります。
すると固い地盤がすぐに出てきて、地面から水が浸透しにくくなっていたのです。
縦横の溝に砕石を敷き、黒い浸透パイプを配置して、水ハケの悪さを改善しました。
離れでほとんど使っていない敷地では、一部を掘り起こして砕石を敷いてコンクリート舗装。
駐車場を離れの敷地に持ってくることで、駐車場で仕切られて使いにくかった園庭を使いやすくします。
駐車場のコンクリートの上には、廃材である四角く切ったアスファルトと舗装ブロックを敷きこみ、新しい駐車場の完成です。
ジャングルジムを一旦取り外し、2つに分解しました。
そして園長の友人が譲ってくれた大きなケヤキの木を掘り出して輸送、駐車場だったスペースに穴を掘ります。
ケヤキの木を園庭の中心となる位置に、移植しました。
日影を作ると共に、園のシンボルツリーとしての機能も持たせます。
その木を囲むように、ジャングルジムを置いて繋げました。
ジャングルジムの周囲には丸太をたくさん立て、ジャングルジムの上に床を作ってツリーハウスとしました。
木登り可能なジャングルジムの完成で、ツリーハウスに登れば園庭が見渡せますし、より安全に木登りが出来そうです。
耐久性の面では気になる作りですが、楽しさは大きなポイントでしょう。
さらにツリーハウスに登る丸太のステップを追加、ウンテイをジャングルジムの近くに移設して、ウンテイからツリーハウスまでをつなぎました。
丸太で作ったブランコも追加して、ケヤキの周りで遊ぶスペースの完成です。
危ない部分を埋めたり面取りしたりして、怪我を防ぐ対策もしっかり行っているところには好感が持てます。
丈夫に補強した台形のシートを作り、園庭の一部を掘り、2本の丸太でその溝とツリーハウスをつなぎました。
その丸太に補強したシートを張って、滑り台の完成です。
ここでまたもや廃タイヤが登場、チップ状に砕かれた廃タイヤを、リフォームに活用するようです。
園庭の登り棒の周りに土を盛って丘を作り、その隣には陸の中心にくぼみを作って防水シートで覆います。
さらに表面をコンクリートで覆い、その表面には廃タイヤの細かいチップを貼り付けて塗装しました。
表面がゴムで柔らかく、登り棒からはシャワーが出る、楽しいプールの完成です
ただ登り棒の配管を、園児が登って壊しそうな危険もありそうです。
プール部分には落ち葉を貯めたり、ボールを貯めたりしても遊べます。
そして主要な部分には芝を敷きこみ、転んでも怪我しにくい園庭として完成です。
滑り台は小さい園児用の、小さいサイズのものもあります。
塩ビ製のパイプ電話や、回転する絵の描かれた出入口もジャングルジムに備わります。
フェンスには輪切りにした丸太に園児たちが描いた絵を飾り、ギャラリーとしました。
通路部分の床はゴムチップで舗装、水はけがよく、泥掃除の手間が無くなりました。
物置には絵を描いたり、その脇には水辺をイメージした坪庭を作ったり、足洗い場廻りもゴムチップ舗装したり、細かい部分にもしっかり手を加えています。
雨樋で作った、園児が並んで手を洗える手洗いも、面白いアイデアでしょう。
乳児用の園庭は一面芝を張り、穴の開いた二つの丘が出来ています。
砂で形を作り、その上にドーム状に鉄筋コンクリートをかぶせて、砂をかき出して穴をつくりました。
これは、大きなドームを鉄筋コンクリートで作る際にも使われている工法です。
裏庭には駐車場の奥にサイクリングロードが完成、舗装の上にとまれの文字など、自転車の乗り方も学べるスペースとなりました。
今回の 劇的!ビフォーアフター 物件214 泥まみれの庭 は、園庭らしい楽しいアイデアが満載のリフォームとなりました。
タイヤチップを活用することで安全な園庭にしているところが印象的で、細かい部分にもしっかりアイデアや手が加わっていました。
住まいの庭作りには一見関係なさそうですが、アイデアをしっかり見ていると、住まいの庭でも活用できるアイデアがたくさんみられました。
いいアイデアは、どんなところでも活用できるのだということがわかるようなリフォームだったといえるでしょう。