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物件220 part2 雨漏りする庭

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物件220 part2 雨漏りする庭  劇的ビフォーアフターのアイデアをチェック

劇的!ビフォーアフター 物件220 part2 雨漏りする庭 で紹介されている、リフォームの役に立つアイデアをチェックしましょう。

今回の劇的!ビフォーアフター 物件220 part2 雨漏りする庭 は、再び芸人であるTKOの木本さんの実家のリフォームです。
前回のお風呂のリフォームに続いて、今度は庭のリフォームとなります。

前回お風呂の壁に再現した昔の立派な庭の絵を、今度は本物の庭として再現することが目的です。
元々は増築したベランダ部分に作られていたのですが、庭石の重さが原因で雨漏りが発生してしまいました。
そこで庭を撤去して、雨漏りは現在もそのままです。
そこで雨漏りを直しつつ昔の立派な思い出の庭を再現することが、今回のリフォームの要点となります。
軽く庭石を再現するには、擬石の作り方がポイントとなりそうです。
予算は400万円と庭作りの費用として考えれば十分な感じもありますが、防水と広い庭作りを考えるとコストを抑える工夫が必要かもしれません。

リフォームの前に雨漏りの状況やベランダの現状を確認、一部は雨漏り対策に素人補修が行ってありますが、ほとんど効果はありません。
かなり広いので、防水のリフォーム費用だけでも かなりかかりそうです。

まずベランダの不要な物置を撤去、そして大きな重機で物置をそのままの形で1階に降ろしました。
撤去が済むと、古い踏み石だけが残るベランダとなりました。

ここで防水の専門業者が来て、防水モルタルを撤去しています。
重いモルタルの重さを減らして、軽い防水で仕上げる計画です。
木本さんの友人も手伝って、作業が急ピッチで進みます。

撤去が済んだ後に、軽いパーライトモルタルをつかって、緩やかな勾配をつけました。
ここでテープとビニールで仮設の屋根をつくり、防水塗装の開始です。
吹き付けるタイプの防水材なので、周囲に飛び散らない為のビニール屋根でした。
さらにウレタン樹脂でコーティングして、防水リフォームの完成です。

ここから庭作りの開始、友人の大工さんを中心に、木デッキを作り始めました。
ここで運良く?雨が降り、防水リフォームの効果が確認ができました。
コの字型の木デッキが完成、2階の床と高さを合わせて庭に出やすくしました。
さらに庭の部分をコンパクトにすることで、重さを軽くする効果も狙っています。

大阪城公園で開かれている植木市に出かけ、松の庭木を選んでいます。
他にも昔の庭園で使われていた木々を購入、全体的にコンパクトな庭木を選んでいるようです。
さらにガラスの再生工場に出かけ、人工軽石と呼ばれる透水性のある軽い素材を入手しました。

ここで1階に移動した物置の一つを解体、その鉄板をコの字の木デッキの内側の2面に取り付けました。
さらにステンレスのワイヤーを、4本取り付けています。

このワイヤーの下に先ほど入手した人工軽石を敷きこみ、床石としました。
土にも細かい人工軽石を混ぜて軽量化、土質も改善されて、屋上庭園として最適な土としました。
ここで庭のメインとなる松ノ木を持ち込んで、ワイヤーに固定しました。
風が強いベランダでの、根付きを良くする工夫です。

背が高いもみじの根も同じく固定、ここで匠の金井さんにゆかりのあるユージさんが手伝いに来ました。
古いビールケースを加工、金網で包んで、発泡スチロール入りのセメントを塗りつけて、軽い庭石を2つ作りました。
さらに物置の鉄板も使って、大きめの石も作ります。
一人でも運べる3つの擬石が完成、庭のワイヤーに固定して、軽い擬石が動くことを防ぎます。
お父さんの育てていた紫欄を石の間に植え込み、他の庭木も共に植えて、昔の日本庭園がコンパクトに甦りました。

> ベランダの木材の加工を始めたところに、TKOの木下さんが前回同様唐揚げを持って登場。
仕事で離れる木本さんと入れ替わり、作業再開です。
15畳ほどもある広い木デッキも完成、こちらは床高さが低くなります。

ここで残った物置一つを再び設置、外観や床を木で化粧して、壁の一部を四角く切って窓を作ります。
さらに古く放置してあったシンクに木の枠をはめ、物置の中に調理や洗い物が出来る空間を作り出します。
ここで帰ってきた木本さんがびっくり、広いデッキ部分でバーベキューもできるベランダとなりました。

ホームセンターで竹ホウキを100本も購入、箱庭を囲むデッキの周囲に木枠を設置しました。
竹ホウキの柄の部分を切り落とし、木枠にホウキの先を挟み込み、日本庭園で柴垣と呼ばれる竹垣を作りました。

残ったホウキの柄は節を鉄筋で抜いて筒として、塩化ビニールの筒をかぶせました。
上から熱湯を注いで、竹に塩化ビニールを密着させて耐久性を高めます。
この竹を、デッキの手摺として活用です。
さらに他の部分にも手を加えて、庭のリフォームの完成です。

リフォームが完成して、2階和室の縁側の正面に、デッキで囲まれたコンパクトな日本庭園が再生されました。
残っていた靴脱ぎ石や飛び石も再利用、砂利には人工軽石を使用して、本当の石は残っていた靴脱ぎ石や飛び石だけです。
擬石には裏の路地に生えていたコケを利用、しばらくすればもっと馴染むはずです。

庭木がある部分にはスポンジホースを張り巡らせ、蛇口を開けるだけで水がじわじわと染み出して、土を湿らせることができます。
松の後ろには、ユージさんが断熱材で作った擬石の灯篭が置かれ、日本風情をさらに加えています。
内部には照明も埋め込まれ、夜の明かりともなります。

広いデッキテラスにはベンチも付いて、上部には夏の暑さを遮る緑の日よけのパーゴラ付きです。
ただパーゴラ部分が狭いので、日陰となる部分は限られそうです。
このパーゴラには車のホイールキャップを塗装して取り付け、日よけとしています。
緑にはお父さんが育てていたぶどうを活用、ぶどう棚として味も楽しめます。

柴垣の一部は可動式で、日本庭園のデッキと広いデッキテラスがつながります。
高い段差を解消する踏み台付きで、移動のしやすさもしっかり確保。

物置の上にもパーゴラ、こちらはシンプルな作りです。
庭から伸びるフジの木がすぐに伸びて、フジ棚の日影を作ってくれるはずです。

物置の中には流しだけでなく棚や収納も設置、庭いじりの道具やクーラーボックスを収納できます。
新たに設置した小窓は上に持ち上げて開けるタイプで、デッキ(縁側)側には出入りできる扉も付き、バーベキューの準備の為の移動もスムーズです。

広いデッキテラスの前は、床にタイヤで作ったプランターが埋め込まれたアプローチ。
再利用した飛び石やプランターの隙間は、針葉樹の皮を砕いた軽いバークチップを敷きこんで、濡れると木の香りが広がります。

ベランダに上がる階段の上り口はデッキ材の残りの木材でアーチを設置。
一番大きな靴脱ぎ石を、階段最初のステップとして再利用です。

2階の玄関へのアプローチも、人工軽石の砕石を敷きこんで、和風の装いでまとめました。
玄関脇にはタヌキの焼物、かつて庭に置かれていた物に再塗装して甦りました。
竹ホウキの柄と廃瓦を組み合わせた間接照明が、玄関までの床を照らします。

今回の 劇的!ビフォーアフター 物件220 part2 雨漏りする庭 は、人工軽石を活用した軽い庭作りがポイントでした。
最近の住まいでは2階のベランダを庭とすることも多いので、参考にできるないようだったといえるでしょう。
ただ擬石は耐久性の点で劣るので、定期的なメンテナンスは不可欠となります。

日本庭園をコンパクトに抑えたことで、軽量化と共に、使い勝手が広がっている点もポイントでした。
広いデッキの追加で、日本庭園としてだけでなく、楽しめる庭としての機能もしっかり追加されました。
2階の玄関や階段にも手を加えることで、庭への注目を高めている点も注目できます。

懐かしい部分はコンパクトにまとめて、新しい機能を追加する手法は、実際に活用できる庭作りとして、参考にできるアイデアや素材が豊富に使われたリフォームだったといえそうです。

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