キッチンの最新トレンド キッチンのリフォーム
キッチンは、時代に応じて新しい機能が追加されています。
その中には役に立つ便利な機能もあり、余計なお世話的な機能もあります。
キッチンの最新トレンドをしっかり理解していれば、リフォームする際にもあなたに適した最新機能のキッチンを選ぶことが出来るのです。
キッチンに関する最新トレンドはたくさんありますが、その中から幾つかの特徴を紹介しましょう。
まず蛇口関係では、タッチレス水栓やシャワー水栓があります。
タッチレス水栓は文字通り、手を近づけるだけで水やお湯が出てくる水栓(蛇口)です。
手がふさがっていても、手を近づけるだけで水が出るのは便利です。
しかし水を出したくなくても、手などを近づけると水が出てしまうこともあります。
シャワー水栓は、シャワーのように広い範囲に水が出る蛇口です。
掃除や皿洗いの際には広い範囲が一気に洗えるので、素早く洗えるところがポイントです。
しかしポットなどの狭い口から水を入れようとすると、上手く入れられないこともあります。
汚れにくさを追求した天板(ワークトップ)やシンクや排水口を備えるシステムキッチンも、最近のトレンドといえます。
天板は独自の形状や隙間をなくすことで、掃除のしやすさや汚れにくさを得ています。
シンクも同様で、天板との隙間も少なくすることで、より汚れにくくしています。
汚れにくい排水溝は、排水の際に水の勢いを上手く使ってセルフクリーニングしたり、ゴミを効率よく集め捨てやすくしているのです。
このトレンドには弱点がほとんどないので、システムキッチンに備わっていれば効果的です。
IHヒーターや最新のガスコンロも、システムキッチンのトレンドといえるでしょう。
最近ではおなじみとも言えるIHヒーターですが、最近のIHヒーターは使用中に発生する有害な電磁波が減っていたり、発熱効率が良くなっています。
専用の調理器具を使用する必要があったり、調理器具を選ばないタイプは熱効率が極端に悪くなったり(同じ調理でも電気代が高くなる)します。
そして最新のガスコンロには、IHヒーターのようなタイマーや温度調節が可能な製品もあります。
直火で調理できる利点に使いやすさも兼ね備えるので、IHヒーター用のフライパンなど特別な調理機器を必要としない便利さがあります。
しかし安全装置はついているものの、ガス漏れの危険性はゼロではないという弱点は残ります。
プルダウン収納や電動昇降の収納は、収納棚の中身が手動や電動により、取りやすい高さに下がってくるキッチン収納のトレンドです。
高いところに入れた食器などを手軽に取り出せるので、非常に使いやすい収納となります。
しかし故障の可能性が高くなる点が、一番の弱点でしょう。
動く部分があるので、普通の収納棚より壊れやすくなってしまうのです。
また電動タイプはボタンひとつで動くので便利ですが、昇降に結構時間がかかるという弱点もあります。
カビの発生を抑制するナノイーや地震の際に扉が開くことを防ぐストッパーを備えたシステムキッチンもあります。
ナノイーは空気清浄機などでもよく使用されていますが、システムキッチンに備わるナノイーは、食品庫の中を除菌してカビなどが発生するのを防ぎます。
キッチン備え付けの食品庫が清潔に保たれるので、気持ちよく使えます。
ただ設置費用と電気代がかかってしまうところが、弱点ともいえます。
地震の際に扉が開くことを防ぐストッパーは、地震の揺れに反応して扉を固定して、地震の際にキッチン内部の物が落ちて割れたり、落ちて割れた食器などを踏んで怪我をすることを防いでくれます。
解除するのに特別な操作が必要でコストがアップしますが、基本的には優れたキッチンの最新トレンドといえるでしょう。