和室の機能いろいろ 和室のリフォーム
和室には、あると快適な機能や日本古来の伝統的な機能を備える場合もあります。
そんな機能のいくつかについて、ちょっと詳しく紹介しましょう。
新たな機能を加えるリフォームを行うと、和室の使いみちがさらに広がります。
和室に掘りコタツを取り付けると、暖かいところで食事をすることができます。
掘りごたつは床に座る形になるので、タタミの適度な柔らかさに適した暖房となります。
板貼りの所に掘りごたつをつけると厚めのクッションが必ず必要ですが、タタミの掘りごたつはそのままでも座れます。
掘りごたつは暖まりながら食事をしたり、家族の集まる場所となります。
リビングとダイニングの機能を兼ね備えた和室となるのです。
暖める部分が狭くて済むので、省エネルギーーにもなり、暖房費を節約することにもつながります。
炉を取り付けると、茶室として使うことも出来ます。
本格的な茶室としてリフォームすることはかなり難しいのですが、炉を取り付けると簡易的な茶室として使えます。
和室に炉があると、客間としての和室の機能が強調されます。
そこで玄関に近いなど、客間として使いやすい和室に炉を取り付けることがお勧めです。
書院や床の間を備えるリフォームも、和室を強調するには効果的です。
さすがに最近では書院で読み書きをすることはほとんどありませんが、格子の障子付の出窓風スペースは、和風独特の風格を加えてくれます。
もちろん読み書きをするスペースとしても使えますし、飾り棚としても使えます。
床の間も、和室に和風独特の風格や機能を加えてくれます。
掛け軸を飾ったり、花瓶を置いたりと、部屋を彩るスペースとして効果が高いものです。
床の間の作りは、地域や格式によってかなり違ってきます。
あなた独自の床の間も作れるところが、大きなポイントとも言えるのです。
床の間は、和室に備わる押入れをリフォームすれば、比較的簡単に追加できます。
しかし書院を追加するには、スペースの確保が難しい場合もあります。
和室につながる広縁などがあればいいのですが、普通の狭めの廊下や縁側に設置すると通りにくくなるので現実的ではありません。
そこで書院を追加するリフォームは、和室周囲のスペースがポイントなのです。