廊下と階段リフォームの概要 廊下と階段のリフォーム
廊下や階段は、部屋と部屋を行き来する際に必要な空間です。
最近の住まいはリビングを中心にワンルームに近く、廊下の部分はかなり少なくなっています。
しかし階段を含めると、現在の住まいでも大きなポイントとなる空間なのです。
廊下や階段のリフォームでは、内装仕上げが傷んだ場合と狭い廊下を広げたり階段の傾斜をゆるくする場合があります。
また手摺を設置するリフォームもよく行われます。
廊下の内装は、意外に傷みやすいものです。
浴室隣の廊下は、湿気によって床や壁が傷みやすくなる事があります。
廊下は物を持って移動することも多く、物をぶつけて壁や床が傷ついたりします。
玄関や勝手口から砂が入り、床を傷つけたりすることもあります。
出隅の壁に触れることも多く、手垢の汚れが目立ったりと、廊下の床や壁は かなり傷みやすい場所なのです。
階段も廊下同様に、物をぶつけたり、手で触れたりすることが多く傷みやすくなります。
踏み板部分では軋む音が気になって、リフォームとなることもあります。
階段の床部分は作りが複雑なので、ちょっとした傷みでも非常に気になることもあるのです。
廊下の幅が狭くて使いにくい場合は、廊下を広げるリフォームを行うことがあります。
他の部屋が狭くなるという欠点や工事費用が高くなるという弱点がありますが、車椅子が必要になッたりすると一般的な幅の廊下では狭くて使えないこともあるのです。
場合によっては廊下をなくして、リビングなど部屋に取り入れるリフォームを行うことがあります。
廊下の分だけ広くなるので効果的なのですが、玄関などから直接見えるようになってしまう可能性もあります。
廊下にはトイレの臭いや浴室の湿気を居室に入れないという、緩衝部分としての機能もあるので、無くす場合はマイナス面を理解した上で行うべきなのです。
ちょっと古い住まいの階段は、傾斜が急だったり幅が狭かったりすることも多いので、リフォームすると使いやすく安全な階段になります。
階段廻りの作りによっては幅を広げたり、傾斜を緩やかにすることが出来ないこともあります。
しかし可能であれば、階段を広げて傾斜をゆるくすることは、住まいの快適さだけでなく、安全を確保する為にも重要なのです。
手摺を設置するリフォームも、最近では多いリフォームといえます。
住まいをバリアフリー化する際には、廊下への手摺の設置が基本になります。
階段部分にも、より使いやすい高さや形状・材質の手摺を設置することもあります。
特に階段部分では、バリアフリーに限らず、手摺を設置した方が安全に昇り降りが出来ます。
現在新築される住まいの階段には、手摺の設置が義務付けられているほど、安全を確保するには重要なポイントなのです。