津波対策はリフォーム可能? 安心住宅の為の防災リフォームいろいろ
大きな津波に対しては、住まいはほとんど無力です。
特に既存の住まいのリフォームで津波対策を行うことは、まず不可能ともいえます。
大きな津波では、津波の高さが10メートルを越えてしまいます。
2階建て住宅の屋根部分でも高さが地面から7,8メートルほどなので、津波に流されなくとも水没してしまいます。
そこで10メートルの津波でも安全な住まいは、津波に負けない非常に丈夫な4階建て以上の、床の高さが10メートル以上の部屋だけとなるのです。
またそれほどの津波ではなくても、3メートルほどの津波になると、木造の住まいは流されてしまう可能性が高いのです。
そこで大津波の対策としては、津波が来ても安全な避難場所を知っておくことと、その避難場所まで短い時間で歩いていける事が大切です。
津波は早い時には数分で到達することもあり、素早く確実に逃げることが出来ることが必要となります。
周囲のみんなが同時に自動車で逃げようとすると、すぐに渋滞になって車が動きません。
そこで歩いて素早く避難できる範囲の中で避難場所を探しておくことが、大津波対策としては一番効果的なのです。