タイル 内壁仕上げの材料にこだわる
住まいにリフォーム・リノベーションを行う際に使われる、こだわりの仕上げ材であるタイルについて紹介しましょう。
室内の壁仕上げに使われるタイルは、粘土を平らに成形して釉薬をかけて焼いたものです。
基本的には、茶碗などと同じつくり方です。
モルタルやボードの上に並べて張って、仕上げとします。
タイルは大まかに分けると、磁器質タイルと陶器質タイルに分けられます。
それぞれ特徴がありますが、水が凍る心配がない室内ではどちらのタイルも使えます。
タイルには、硬く傷がつきにくいという特徴があります。
耐久性も高いので、新品同様の状態を長い間保てます。
酸やアルカリ、火や水に強いという特徴もあります。
特に水や火に強いので、キッチンや浴室など良く水を使う部屋の壁仕上げに使われます。
タイルは発色が鮮やかで、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。
きれいな模様のタイプもあり、内壁の一部だけに使用してインテリアのアクセントとしても利用可能です。
タイルの弱点は、コストの高さと触ると冷たく感じる点です。
室内の仕上げとしては、材料の高さに加えて貼る際に手間がかかるので価格が高めです。
また室内の壁で体が触れやすい部分に使うと、冷たさが気になることもあります。
最近では冷たさを感じにくいタイルも出てきていますが、デザインや種類が限られてしまいます。
表面にツヤがあるので、タイルの内壁がある場所によっては眩しさを感じることもあります。
陽射しが当たりやすい壁に広い面積のツヤがあるタイルを使うと、陽射しが反射して眩しくなることもあります。
タイル自体は耐久性が高いものの、目地部分はさほど耐久性はよくありません。
室内では耐久性の点はさほど気にならないのですが、目地部分にカビが生えることもあります。
目地部分は汚れが目立つポイントにもなるので、こまめな掃除も欠かせません。
室内の壁仕上げのリフォームにタイルを採用する場合は、使用する場所とデザインに気を配りましょう。
タイルはデザインやサイズが豊富なので、選んだ製品次第で室内のイメージも大きく変わります。
そこであなたの住まいや好みに合わせたタイルを選ぶことが欠かせません。
また触れると冷たく光を反射しやすいという特徴があるので、使用する場所にも注意が必要です。
特徴が強い材料だけに、しっかり選んで最適な場所に使うことが、室内の壁をタイルで仕上げる際のポイントなのです。