合板フロアー・複合フローリング 床仕上げの材料にこだわる
住まいにリフォーム・リノベーションを行う際に使われる、こだわりの仕上げ材である合板フロアー・複合フローリングについて紹介しましょう。
室内の床仕上げに使われる合板フロアーや複合フローリングは、合板の上に木の薄い板を貼って作った床材です。
本物の木と合板の特徴を併せ持ち、一般的に良く使われる床仕上げ材です。
厚みは12mmから15mmほどの製品が一般的で、表面の木の板の厚みや種類と塗装仕上げの種類などに違いがあるのでバリエーションが豊富です。
合板フロアー・複合フローリングの特徴は、サイズや性能が安定していて、床暖房にも使える製品が多い点です。
反ったりしにくいので、無垢フローリングが持つ床のきしみ音やでこぼこが気になるという弱点も目立ちません。
多くの製品が表面に丈夫な塗装を行っているので、傷に強いところも特徴となります。
表面の木は薄いので、見た目がきれいな木を使っても、コストがあまり高くならない点もポイントといえるでしょう。
通常の製品には節がなく、本物の木を使いながら非常に綺麗に見える床材なのです。
合板フロアー・複合フローリングの弱点は、木の良さが薄れる点と表面の板が剥がれやすい点です。
下地が合板なので木の柔らかい感触はほとんどなく、表面にも丈夫な塗装がされている製品が多いので、触った感触もさほど良くない製品が多くなります。
また表面に薄い木の板を貼っているので、その表面の板だけが剥がれやすくなります。
特に椅子のキャスターが当たる部分など、使用している条件によっては、かなり早く剥がれてしまうこともあるのです。
室内床のリフォームの際に合板フロアー・複合フローリングを採用する場合には、あなたが木の床に何を求めるのかを考えて選ぶことが大切です。
本物の木を使っているのですが、合板を使ったり塗装をしていることで、本来の木が持つ良さも大幅に減っています。
無垢の杉や桧のような、触った時の柔らかい感触などもほとんど期待できません。
そこで、木の見た目と綺麗さを重視する場合に適した床材といえます。
木の持つ見た目に加えて、綺麗さや傷つきにくさや汚れにくさなどを重視する住まいには、合板フロアー・複合フローリングが最適なのです。