防犯リフォームのまとめ 住まいの安心を高める防犯とセキュリティーのリフォーム
あなたの住まいの防犯性能を高めるポイントは、犯罪者を住まいに近づけないこと、住まいに侵入させないこと、侵入された際に警告・対策すること、の3つです。
この中でも、重要なポイントを整理しましょう。
住まいの防犯性能を高めるリフォームの一番のポイントは、住まいに侵入させないことです。
窓ガラスや錠を強化することで、住まいに侵入されにくくすることが、防犯リフォームとして一番重要となります。犯罪者を近づけない点では、隠れる場所を完全になくすことは困難なので、防犯の効果としては確実性がありません。
実際に侵入されてしまっては、多少なりとも被害が出てしまいます。
そこで住まいの防犯性能を高める為には、住まいに侵入されることを防ぐことが大切なのです。
侵入可能な窓ガラスについては1階の大きな窓だけでなく、小さめの窓や2階より上の窓にも対策を行うことがポイントです。
一見小さくて侵入しにくく見える窓でも、小柄な人なら入れることが少なくありません。
2階には樹木やハシゴやクルマの屋根などを登って、侵入される可能性もあります。
最近のドアの鍵は防犯性能が高くなっているので、ドアの鍵を最新の製品に交換するだけでも、防犯性能を高めることが出来ます。
住まいの防犯性能を高めるリフォームのポイントとしては、侵入された際に警告を発したり室内の様子を記録しておくことが2番目に重要です。
侵入された際に警告を発すれば、何も取らずに逃げたり、貴重品を探す時間を減らす効果があります。
犯人の姿を記録できれば、逮捕にもつながるので効果的です。
住まいに侵入された際に音などで警告するには、窓やドアにセンサーを設置することと、センサーの情報をまとめる受信装置を設置するリフォームが必要です。
センサー自体が警告を発する安価な装置もありますが、精度や電源などの不安もあります。
そこで、センサーと受信装置を組み合わせる防犯システムを採用する防犯リフォームがお勧めなのです。
監視カメラなどのコントロールも可能となるので、より幅広い防犯機能を利用することが出来ます。
セキュリティーサービスの利用も、防犯対策としては効果的です。
実際に犯罪を防ぐ点で考えると防犯システムの設置とほとんど変わらないのですが、警備員が駆けつけてくれる安心感は大きなポイントとなります。
犯罪者を近づけないリフォームは、防犯効果の点では3番目となります。
犯罪を確実に防げるわけではないで、確実性の点で考えると今ひとつなのです
しかし犯罪者が近づかない防犯リフォームは、住まいの実際の被害を防ぐという点では一番の大きなポイントでもあります。
ガラスを破ろうとすればガラスが傷つく被害が出ますし、侵入されてしまうと盗まれなくても部屋が汚れたり家具が壊されたりします。
その前に犯罪者が住まいに近づくことを防ぐことが出来れば、住まいの被害自体を無くすことが出来るのです。
犯罪者を住まいに近づけないポイントは、住まいに侵入しやすくなる隠れる場所を無くすことと近づいたら警告すること、そして防犯性能が高い住まいであることを見せることです。
高い塀など隠れやすい場所をなくし、センサーライトや監視カメラで近づいた犯罪者に警告を行えば、犯罪者が近づきにくい住まいとなります。
さらに窓の格子や防犯ガラスや監視カメラなど、防犯性能の高い住まいであることを分かりやすくしておけば、犯罪者が侵入しようとすることをあきらめさせることが出来るのです。
そして本当に一番大切な点は、家族全員が防犯の意識を持つことです。
どんなに防犯性能が高い住まいにリフォームしても、鍵を掛けることを忘れたり、装置をセットし忘れると防犯効果がなくなってしまいます。
そこで外出時間が短くてもしっかり鍵を掛けるなど、家族全員が高い防犯意識を持ってはじめて、住まいの防犯性能をフルに活用できるのです。