屋根リフォームのポイント 屋根のリフォーム
屋根をリフォームする際の一番のポイントは、屋根材選びです。
今まで使っていた屋根と同じ材料を使用する場合は弱点が気にならないのですが、屋根材料を変えると弱点が気になることも少なくありません。
金属屋根は軽さと耐久性や防水性能では優れるのですが、雨音の大きさや夏の暑さなどが気になることもあります。
瓦屋根にすると、場合によっては重さが増えることで住まいの耐震性に不安が生じることもあります。
スレート瓦やセメント瓦は、耐久性や色褪せの点で気になることもあるでしょう。
弱点を踏まえた屋根材選びが、屋根のリフォームを行う場合に考えるべき一番のポイントなのです。
屋根の形が複雑な住まいでは、リフォームの際に形をすっきりさせることも考慮しましょう。
外壁や柱梁などにも手を加える必要があるという問題がありますが、複雑な形の屋根は雨漏りが生じやすいのです。
複雑な形が原因で雨漏りが生じた住まいは、同じ屋根形のままリフォームを行っても、雨漏りが再発する可能性も高いまま残ってしまいます。
屋根は、軒先(庇)の出る長さも、大きなポイントとなります。
垂木など下地から交換するような本格的な屋根のリフォームを行う場合は、軒先(庇)を出す長さを調整できます。
軒先の出を長めに取ることで、陽射しを遮ったり、外壁や窓が雨に濡れて傷むことを防ぐ効果があります。
陽射しを一杯に取り込みたい場合は、軒先の長さを短めにしましょう。
無くしてしまうと窓廻りの傷みが早くなるので、軒先をある程度の長さ出すことが基本となります。
屋根の材料や形を決めたら、小屋裏の換気も確認しておきましょう。
換気がしにくい寄せ棟屋根では、効果がある換気方法を採用することも大切です。
また切り妻屋根など換気が行いやすい屋根でも、換気出来るパーツを設置しなければ、小屋裏に熱や湿気がこもってしまいます。
そこで小屋裏の換気についても、リフォーム内容を確認しておくことが必要なのです。