内壁リフォームのポイント 内壁のリフォーム
内壁は、仕上げ材が傷んだ時に行うリフォームと、汚れが気になる際に行うリフォームの2つに分かれます。
汚れが気になる時に行うリフォームは、緊急性はないので、住まいのリフレッシュ的なリフォームといえるでしょう。
キッチンや暖炉のような火を使う場所と、水廻りに使用する仕上げ材を選ぶ際には注意が必要です。
火を使う場所では燃えにくい材料を使用する必要があるので、木板や合板は腰壁までしか使えません。
常に湿気が多く水に濡れやすい水廻りでは、水に弱い材料を使うとすぐに傷んでしまいます。
部屋に適した仕上げ材の中から選ぶことが、内壁リフォームの基本なのです。
内壁をリフォームする場合、材料の持つ機能性にも注目しましょう。
ダイニングやキッチンでは、臭いが気になることもあります。
そんな場合は消臭機能を持つ内壁材を使えば、臭いを減らすことが出来ます。
普段閉め切っている収納には湿気がこもりがちなので、調湿効果のある仕上げ材を使うとカビの予防につながります。
仕上げ材が傷んでいる場合は、早急なリフォームが必要な場合も少なくありません。
ひどいカビや雨漏りの跡を発見したら、カビ対策や雨漏り対策も含めて、内壁をリフォームしましょう。
カビの対策としては外壁に通気工法を採用することが基本ですが、かなりの費用が掛かるので、室内だけで対策することもあります。
内壁の仕上げ材に通気性のある材料を使用して、室内の換気を多めに行えば、カビの発生をかなり抑えることが可能です。壁の中で結露した水を室内側に逃がすことで、乾燥させてカビを発生しにくくするのです。
雨漏りの場合は、原因となる場所を探すのが基本です。
雨が漏れている場所を探すのはかなり大変なのですが、専門業者に依頼すれば昔より発見しやすくなっています。
雨漏りを止めないことには、内壁の汚れは続きますし、柱や梁や下地材など住まい全体の傷みが進んでしまいます。
そこで雨漏りを止める工事を行ってから、内壁をリフォームすることになります。
内壁だけをリフォームする場合は、工事は短期間で終わる場合がほとんどです。
工事の内容についても、工事完了後に大まかなチェックが可能です。
工事中に工事現場をチェックすることは、内壁リフォームの工事については効果が薄いのです。
カビ対策や雨漏り対策の工事が必要な場合は、実際に原因となっている場所を工事しているときに見て確認して、写真に取っておくと後で役に立つことがあります。
一度の対策では直らないことも少なくないので、行った対策を記録していると、次の対策を考える参考とできるのです。