ベランダリフォームのポイント ベランダのリフォーム
ベランダ・バルコニーは、床の防水性能を保つ為のリフォーム、手摺や腰壁のリフォーム、ベランダ全体を新しくするリフォームなどいくつかのリフォームが考えられます。
そこでベランダの中でも床と手摺や腰壁などを分けて、リフォームを行うポイントを紹介しましょう。
まず床の防水部分のリフォームでは、既存の防水仕上げを利用するか、防水仕上げを交換するのか決める必要があります。
床の防水仕上げ材によっては取り替えるしかリフォーム方法がない場合もありますが、塗膜防水やFRP防水では表面を塗りなおすだけのリフォームも可能です。
防水仕上げを交換する場合、新たに使用する防水仕上げ材料を選ぶことが一番重要です。
耐久性や性能を考えると、金属板防水とFRP防水がお勧めです。
広いベランダなら金属板防水仕上げが効果的で、小さめの複雑な形のベランダではFRP防水仕上げが効果的です。
手摺が傷んでリフォームを行う場合、取り付け部分が傷んでいないことを確認することが大切です。
手摺だけが傷んでいるのであれば、交換するだけでコストも余りかかりません。
しかし取り付け部分が傷んでいたら、リフォームする範囲がかなり広がる可能性もあります。
手摺の取り付け部分が傷んでいる場合、原因が雨漏りである場合が多いので、他の部分にも傷みが広がっている可能性があるのです。
腰壁の場合、一番上の平らな部分と壁仕上げ部分の2つがポイントです。
壁仕上げについては、外壁のリフォームと同時に行うことも多くなります。
しかし一番上についている平らな部分は傷みやすいので、リフォームのサイクルも早くなりがちです。
手摺や腰壁については、手摺となる一番上の部分までの高さが床から1.1M以上あることが必要です。
また手摺の格子の隙間が広すぎると危険なので、危険防止の目的でリフォームを行うこともあります。
腰壁の高さが不足している場合は、一番上に手摺を付けて高さを確保することが多く、手摺の高さが不足している場合は新しい製品に交換することがお勧めです。
ベランダに木デッキを敷いている場合は、木の傷みによってリフォームが必要になることもあります。
木デッキの表面よりも、支える下地部分の方が水が溜まりやすく傷みも進みます。
木デッキのリフォームでは、木の表面を保護する塗装の定期的な塗りなおしと、木デッキ自体の交換が考えられます。
使用する木の種類によって耐久性が大きく違ってくるので、木デッキに適した材料を選ぶことが大切です。