その他の健康リフォーム 自然素材を使って健康住宅化するリフォーム
住まいを健康住宅とするリフォームでは、室内の仕上げ材の変更だけでなく、換気を良くしたり、建具や家具などにも気を配ることも大切です。
弱点があるとせっかくの健康住宅へのリフォームも、効果が薄れてしまいます。
そこで、壁や天井の仕上げ以外の健康住宅リフォームも取りいれましょう。
換気は、室内の環境を健康に保つ為に重要なポイントです。
部屋の空気をきれいに保つには、定期的な換気が欠かせません。
しっかり換気を行っている部屋では、カビの発生も防ぐことが出来ます。
そこで換気扇を取り付けたり、換気を行いやすい窓にしたりするリフォームが健康住宅へのリフォームでは効果的なのです。
適度な採光も、健康住宅の為には欲しいところです。
日光には殺菌効果があり、部屋の雑菌を減らして、カビの発生を防ぐことにつながります。
予算に余裕があれば窓を増やしたり、窓を大きくするなどのリフォームが望まれます。
建具や造作家具を自然素材で作ることも、健康住宅では重要です。
とはいえ建具や造作家具を作る場合、接着剤など化学物質を使用することがほとんどです。
そこで、出来るだけ接着剤などの使用を少なくした建具や造作家具を使用することが大切です。
建具では框ドアや襖を利用、家具では無垢の板などを利用するなど、できるだけ自然素材を活用することがポイントとなります。
水廻りの設備機器も、人工の素材をたくさん使っていることが多い部分です。
利用時間が短いトイレや洗面所では、さほど気になりません。
しかしキッチンはリビングなどと同じ空間になることも多く、影響が大きくなります。
風呂場の使用時間が長い場合は、浴室も気になるところでしょう。
キッチンを造作で作ったり、浴室を在来工法で作ると、化学物質などの使用量を減らすことが出来ます。
しかし使いにくくなったり、メンテナンスを考えると既製品を使用することも多くなります。
キッチンについては換気扇を使うことも多く、換気をしっかり行うことでカバーすることが出来ます。
浴室については、在来工法の浴室はカビが生えやすいという面もあるので、ユニットバスと比べると一長一短です。
換気扇も付くので、こちらも換気でカバーできます。
そこで水廻りについては、健康住宅といっても使いやすさと実用性を考えて選んでいいでしょう。