屋根工事をチェック 屋根のリフォーム
屋根のリフォーム工事が始まったら、工事している現場を実際に見てチェックしましょう。
住まいの持ち主であるあなたが工事の内容を見ていることで、工事の質を向上させることにもつながるのです。
屋根のリフォーム工事をチェックするポイントは、既存の屋根を取り去った下地の状態と屋根下地のルーフィング工事、そして屋根材取り付け工事の3つです。
まず、既存の屋根材を取り去った状態をしっかり見ることが大切です。
穴が開いたり傷んだ場所があれば、しっかり補修していることを確認します。
変な段差や出っ張りがあったら、しっかり直してもらうことも大切です。
既存の屋根材を綺麗に取り去ったら、通常はルーフィングと呼ばれる防水シートを屋根全面に貼り付けます。
このシートは屋根の防水性能を確保する為に、最も重要な部分です。
しっかり隙間なく重ねてあることと、妙なふくらみなどがないことを確認しましょう。
シートを重ねた部分の幅が不安定な場合は、シートがゆがんでいることも考えられます。
棟や隅部分、さらに谷部分などは特にチェックが必要です。
防水シートが、十分な長さで重なっていることをチェックしましょう。
1階屋根部分や入母屋の小壁部分では、外壁が立ち上がる部分についても、防水シートがしっかり立ち上がっていることを確認します。
屋根材の取り付けについては、釘の本数や取付金具の数やピッチのチェックが基本となります。
屋根材料や地域によって取り付け方法が決められているので、基準を満たす取り付けが行われていることをチェックします。
とはいえ普通は基準となる取り付け方法が分からないと思いますし、資料を見てもよく分からないことも多いものです。
しかし資料をもらって工事の現場を眺めているだけでも、確実な工事を促すことにつながります。
あなたが工事現場をチェックする場合は、工事の邪魔をしないことと、危険な部分には近寄らないことが大切です。
また工事の現場に入る人はヘルメット装着が基本なので、事前に工事業者に連絡して用意してもらうか、ホームセンターなどで購入しましょう。
工事の内容などをじっくり見ようとすると、廻りの人や物の動きに気が付きにくくなります。
工事の邪魔になると工事期間が延びてしまう可能性もありますし、工事している人の気が散って失敗してしまうこともあります。
つい危険な場所に近づいてしまうこともあるので、しっかり見るときには足を動かさないこともポイントです。
見れる場所にたどり着くまでは周囲に気を配って移動して、見れる場所では時々邪魔していないことを確認しましょう。
工事の現場をチェックしている際の怪我や工事の邪魔となることを防ぐ為には、常に周囲に気を配ることが大切なのです。
工事の現場をチェックする際に、写真を撮っておくと記念になります。
出来るだけたくさんの写真を撮っておけば、工事の内容を記録することにもつながります。
手抜き工事や工事のミスを防ぐ為にも、写真を撮ることは意外に重要なのです。