外壁リフォームのポイント 外壁のリフォーム
外壁をリフォームする際の一番のポイントは、どんなリフォーム工事を採用するのかという点です。
既存の外壁の状態によっては、今ある外壁を撤去してから新たに外壁を取り付ける工事が必要ですが、塗装仕上げや左官の上塗り仕上だけでリフォームできる場合も少なくありません。
そこで外壁の表面だけを塗り替えるのか、上から新たな外壁を貼るのか、外壁全体を取り替えるのか、リフォーム方法を選ぶ必要があるのです。
表面だけを塗り替えるリフォームの場合、既存の表面仕上と似た仕上げ材を使うのが基本です。
より薄い仕上げであれば変更できることも多いのですが、より厚い仕上げに変更する場合は不都合が生じる可能性もあります。
そこで既存と同じような仕上げ材を使うことで、トラブルの発生を防ぐのです。
既存の外壁の上から新たに外壁を取り付けるリフォームは、軽い仕上材を使うことが基本となります。
取り付け部分の強度が気になるので、住まいのしっかりした現状調査も欠かせません。
また窓廻りの防水処理の必要もあるので、かなり慎重な工事が要求されます。
外壁を全て取り替える工事の場合、自由に外壁仕上げ材を選ぶことが出来ます。
屋根と違って外壁の場合は材料の重さに差が少ないので、現在使われている主要な仕上げ材に変更することが可能なのです。
外壁に使う仕上げ材料には、それぞれ特徴があります。
外壁を交換すると、特徴の中の欠点が気になってくる場合があります。
そこで欠点を踏まえた外壁仕上げ材選びが、重要となるのです。
外壁のリフォーム工事の際には、窓やドアの外廻りのリフォームも同時に行うことが一般的です。
ドアや窓の枠と外壁がぶつかる部分は、コーキングやシーリングと呼ばれる防水材を設置しています。
この部分の寿命は外壁よりも短いので、外壁リフォームと同時に行うことが基本なのです。
外壁のリフォーム工法や仕上げ材料を決めたら、壁体内換気も確認しておきましょう。
現在の新築の住まいでは、外壁と柱や梁との間に通気層を作ることが必須となっています。
住まいの耐久性を高める為に重要なポイントとなるので、外壁を交換するリフォームの際には通気層を設けることを確認しておきましょう。
本来は塗装のみでもリフォーム可能な状態でも、通気層を設けるために外壁を交換するリフォームに変更することも、住まいを長持ちさせる為には効果的な方法なのです。