窓とドアの防音リフォーム 住まいに静かさをプラスする防音・遮音のリフォーム
あなたの住まいに防音リフォームを行う場合、窓とドアは一番のポイントとなります。
どちらも隙間が多く厚みが薄いので、音を通しやすい弱点部分なのです。
そこで防音リフォームを行う場合、窓とドアの防音性能を高めることは最も重要なのです。
窓の防音リフォームを行う場合、いくつかの方法があります。
防音性能の高い内窓を設置する方法や２重窓や３重窓を追加する方法、既存の窓を防音性能の高い窓に交換する方法の３つが一般的です。
防音性能の高い内窓を設置する方法が、リフォームコストは一番安く済みます。
しかし窓枠がそのままなので、防音性能としては今ひとつです。
既存の窓の外側に窓を追加して、２重窓や３重窓とする方法があります。
窓の防音性能を高めるには一番効果的な方法で、必要な防音性能に応じて追加するサッシを選びます。
出来れば、枠部分にも防音対策を行いたいところです。
既存の窓を防音性能の高い窓に交換する方法は、窓を開ける手間をそのままに、防音性能を高めることができる点がポイントとなります。
窓の枠廻りから交換することになるのでリフォーム費用が高くなりますが、使い勝手を重視する場合は効果的な防音リフォームです。
枠にも防音対策を行いやすくなります。
ただ１重の窓を使用すると、防音サッシとはいえ期待する防音性能が得られない場合もあります。
ドアの防音リフォームとしては、玄関ドアや勝手口のような外廻りのドアと、室内の扉の２つに分けて検討しましょう。
玄関ドアについては、防音ドア（断熱気密ドア）への交換が防音リフォームの基本です。
勝手口についても同様ですが、こちらは内側にドアを新設することも可能です。
どちらも引き戸は防音性能に劣るので、開き戸とすることがお勧めです。
玄関ドアや勝手口については、確かな防音性能を持った製品はほとんどありません。
そこで玄関では風除室を作ったり、勝手口には前室を作ったり２重ドアとして、防音性能を高める工夫も必要となります。
室内ドアについては、防音性能を高めた製品への交換が基本です。
建具を造作するどうしても隙間が出来やすくなり防音性能が不安なので、防音性能を持った製品を使用するか、防音扉を普段から製作している建具屋さんを利用しましょう。
室内ドアは枠と一体になってはじめて防音性能が発揮されるので、建具の枠ごと交換するリフォームとなります。
防音ドアの製品は、防音性能によってグレード分けされているので、必要な性能を持った製品を選びます。
室内ドアについては、必要な部屋を見極めることも大切です。
防音ドアはかなりコストが高いので、住まいのドア全てを交換すると、かなりの費用がかかります。
そこで寝室や子供部屋や音楽室やホームシアタールームなど、静けさや防音性能が必要な部屋に絞って採用することがポイントなのです。
