断熱浴槽・断熱浴室 お湯と水を上手に節約 省エネルギーのエコロジーリフォームいろいろ
断熱浴槽・断熱浴室は、浴槽や浴室を断熱材で囲んで、湯船に溜めたお湯を冷めにくくした浴室です。
さすがにリフォームコストは高くなりますが、お湯が冷めにくいことで再び温める(又はお湯を足す)水道代や光熱費を減らせるだけでなく、断熱浴室では浴室の冷たさを解消できる利点もあります。
断熱浴槽・断熱浴室の省エネルギーリフォームは、断熱性能を備えたユニットバスやシステムバスに交換するリフォームが一般的です。
浴槽だけを断熱化した断熱浴槽が一般的で、浴室全体を断熱化した断熱浴室は製品の種類が少なくなります。
断熱浴槽を採用すると、浴槽に溜めたお湯が冷めにくくなります。
家族の入浴時間が連続している場合はさほど気になりませんが、家族それぞれの入浴の間隔が長いと、お湯が冷めてしまうことも多くなります。
そこでお湯が冷めにくい断熱浴槽に交換すれば、お湯を温めなおさずに入浴できるのでお湯を無駄にしません。
断熱浴槽は、入浴時以外はフタをすることが大切です。
お湯の熱は湯気として上から逃げる部分も大きいので、断熱性能のあるフタを隙間がないようにしておくことが必要なのです。
浴室の床や壁や天井まで断熱を行う断熱浴室になると、浴槽のお湯が冷めにくくなるだけでなく、寒い時期のシャワーの温度を低めに出来たり、浴室で寒さを感じにくくなるという効果も得られます。
シャワーの温度を低めに出来れば省エネルギーになりますし、光熱費も若干減らせます。
浴室の寒さを感じにくいと、部屋を温める為のお湯や浴室暖房機で温める際の電気代なども減らせるのです。
断熱浴槽・断熱浴室に交換するリフォームのポイントは、リフォームを行う時期です。
比較的安価な製品でもリフォーム費用が100万円くらい必要なので、省エネルギーやエコロジーの為としてもコストがかかりすぎます。
そこで浴室リフォームの時期に合わせて、断熱浴槽や断熱浴室の機能を備えるユニットバスを選ぶことが現実的な選択となりそうです。
また断熱浴室は浴室空間が高齢者にとっても快適になるので、バリアフリー化リフォームと同時に行うこともお勧めです。
浴室の寒さを減らせるので、体に優しい浴室となります。