食事と寝室のポイント 住まいを使いやすくするバリアフリー化リフォーム
住まいをバリアフリー化するリフォームでは、普段生活する空間にもなる寝室も大きなポイントとなります。
時には食事をする場所ともなるので、使いやすさと共に快適さを高めるリフォームも加えましょう。
寝室をバリアフリー化するポイントは、扉の出入りやすさとベッドの利用です。
扉を開ける動作が少なくて済む引き戸が、寝室の扉としては効果的です。
そこで扉を交換したり、開けやすい金物を採用するなどのリフォームがお勧めです。
車椅子を利用する場合は、扉を広くすると使いやすくなります。
寝る場所としては、洋間でベッドの利用が基本となります。
車椅子の場合は板貼り床へのリフォームが必要で、車椅子を使わない場合はタタミの部屋でもベッドを使いましょう。
ベッドは起き上がりやすい電動ベッドや普通のベッドやタタミベッドなど、家族の好みと体の状態に合わせて選びます。
ベッド廻りには、起き上がりをサポートできる手摺やポールを設置すると、楽に起き上がれます。
車椅子を使用したり、介護が必要な家族のためのリフォームでは、寝室に洗面器を設置すると使いやすくなります。
食事用に移動式のテーブルを備えると、食事以外にも活用できます。
またトイレを寝室の近くに設置することで、移動の手間を減らしましょう。
食事は、出来れば家族みんなで楽しみたいものです。
そこで食堂に入る扉を、寝室同様に使いやすい扉にリフォームしましょう。
扉からテーブルまでは、体の状態に合わせて移動可能な広さを確保したり、手摺などを追加するとより使いやすくなります。
車椅子を使用する場合は、車椅子で使うテーブルを使いやすい高さに調整することで、家族揃って食事が出来ます。
バリアフリー化のリフォームが必要な家族は、寝室で過ごす時間も長くなりがちです。
そこで予算に余裕があれば、寝室を快適にするリフォームも行いましょう。
庭や外の景色が見える場所なら、より見えやすい窓にリフォームすると、ベッドから庭や景色を楽しめます。
寝室がリビングの隣にあれば、扉を開放してワンルームとなるようなリフォームを行えば、プライバシーを確保しつつ家族と触れ合う時間を増やせます。
寝室から段差の無いウッドデッキなどに出られれば、自然と触れ合う時間を増やせます。
快適さを高めるリフォームを行うことで、寝室にいる時間をより楽しめるのです。