木板 内壁仕上げの材料にこだわる
住まいにリフォーム・リノベーションを行う際に使われる、こだわりの仕上げ材である木板について紹介しましょう。
木板は、室内の壁の仕上げにも使用されます。
室内なので保護塗装の必要がなく、木の持つ調湿効果も活用できます。
木板の内壁仕上げの特徴は、柔らかく味わいのある見た目です。
自然素材らしい、落ち着いた雰囲気があります。
実際に手が触れた時にも、温かみが感じられます。
他の室内の壁仕上げ材よりも、高い断熱性能も備えます。
木の板の中には空気の穴がたくさんあるので断熱性能が高くなり、室内の湿気を調整する効果もあります。
木板の欠点は、変形しやすい点です。
湿度や温度が変わると変形することもあり、特に曲がるように変形してしまいます。
特に内壁は視線が近いので目立ちますし、触れた時にも段差を感じてしまいます。
節があるところも、人によっては欠点となります。
木にある節が嫌いな場合は、高価な無節と呼ばれる節がない木板を使うことになります。
また銘木と呼ばれる材料も高価で、木の種類や節の有無によってリフォームコストが大きく変わってしまうのです。
室内の壁のリフォームに木板を採用する場合は、木の種類や節の有無とコストを考えることが大切です。
節がある木板はかなり安価なのですが、銘木や無節の木板は極端にコストが上がります。
また変形を抑えるためには、しっかり乾燥させた変形が少ない材料を使うことも大切です。
あなたの好みとコストに合わせて適切な材料を選ぶことが、室内の壁仕上げに木板を使用する際のポイントなのです。