バリアフリーのポイント 浴室からトイレまで、水廻りのトータルリフォーム
住まいのバリアフリーを考える場合、水廻りのバリアフリー化は大きなポイントとなります。
特に浴室とトイレのバリアフリー化には ある程度の広さが必要なので、まとめてリフォームすることがお勧めなのです。
浴室と洗面所とトイレをバリアフリーにするリフォームを考えると、ワンルームにすることが一番のポイントとなります。
部屋を仕切る壁を無くすことで実際に使える広さを増やすことにつながりますし、さらに出入や動くスペースも確保しやすくなります。
浴室部分は防水カーテンなどと床の排水溝を組み合わせて、入浴中の水の対処を行いましょう。
仕切りがなくなると、手摺の設置や腰掛の設置も容易になります。
ポイントは洗濯機置き場で、バリアフリーが必要な家族の動きの邪魔にならない位置を選ぶことが大切です。
収納は普段使う物は手の届きやすいところに設置して、普段必要ないものは邪魔にならない部分に確保しましょう。
車椅子が必要な水廻りのバリアフリーリフォームでは、上記のワンルーム化が一番効果的です。
しかし手摺の設置だけで済む場合は、適度に部屋を仕切ることが使いやすさにつながります。
特にトイレの入口は別として、入浴中でもトイレを使えることがポイントです。
手摺を設置する水廻りのバリアフリー化リフォームでは、バリアフリー対応のユニットバスの利用とトイレへ手摺の設置が基本です。
さらに脱衣室ともなる洗面所には、腰掛を設置することがお勧めです。
入浴の際の着替えをじっくり安定して行うには、腰掛を設置して安定して着替えが出来ることが効果的なのです。
腰掛は化粧や家事の途中での休憩にも活用できるので、普通の生活にも役立ちます。
トイレが浴室や洗面所と離れている場合は、浴室と洗面をトイレのスペースとつなげられないこともあります。
この場合、各部屋に必要なスペースの確保が難しくなる場合もあるので、廊下や他の部屋を含めたリフォームを検討しましょう。
廊下の行き止まりにトイレがあれば、廊下の一部をトイレの空間に取り入れられます。
浴室や洗面所の隣が押入れやクローゼットなら、押入れやクローゼットの部分を浴室や洗面所に取り込み、部屋の収納は家具や棚の追加で補います。
水廻りに必要なスペースが不足している場合は、周囲の空間を少し取り込むと、水廻りに必要なスペースを確保できる場合も多いのです。