洗面所に必要な機能 浴室からトイレまで、水廻りのトータルリフォーム
住まいの水廻りをリフォームする場合、洗面所はあまり重視されません。
しかし洗面所には様々な機能が要求されるので、上手なリフォームが欠かせないのです。
洗面所は、洗面や歯磨きだけでなく、脱衣室や洗濯室など、幾つかの機能を兼ね備えるのが一般的です。
そこで、洗面所で考えられる機能を紹介します。
洗面所をリフォームする際に必要な機能を選び、あなたの住まいに適した洗面所を作りましょう。
洗面や歯磨きは、洗面所で行う基本的な機能です。
洗面の際には石鹸やタオルが必要で、歯磨きの際には歯ブラシや歯磨き粉を置くスペースが必要です。
鏡があると、汚れの落ち方を確認できます。
化粧も、洗面所で行うことがあります。
特に化粧を落とすのは洗面所で行うことも多く、化粧品を置くスペースが必要です。
鏡も必須で、出来れば3面鏡が欲しいところでしょう。
洗髪は、朝シャンが定着しているので、年頃の子供がいる住まいでは欲しい機能です。
お湯が出るシャワー水栓と広い洗面台が必要で、シャンプーを置くスペースも必要でしょう。
バスタオルが掛けられるタオル掛けも欲しいところです。
脱衣室としての機能は、浴室につながる洗面所では大きなポイントとなります。
着替えやバスタオル、脱いだ服を置くスペースが必要です。
意外にスペースが必要なので、カゴを置くスペースを確保したり棚の設置などがお勧めです。
バリアフリーを考慮する場合は、腰掛ける場所も欲しいところです。
タオルを収納する場所も、洗面所には必要です。
特に脱衣室を兼ねる場合は、タオルもたくさん使います。
毎回別な場所に取りに行ったり、個室で保管するのは手間などがかかります。
そこで洗面所にタオルを保管するのが、一番効率的なのです。
水廻りの掃除道具を収納するのも、洗面所の機能といえます。
浴室など水廻りの洗剤やタワシなどのストック品は、洗面所に保管することも多くなります。
スペースとしてはさほど広く必要ではありませんが、ある程度取り出しやすいところに置き場を確保しましょう。
洗濯機置き場も、洗面所に確保することが多くなります。
脱衣の際に脱いだ服を洗濯機に入れやすいので、洗濯機置き場としては便利な場所ともいえます。
かなりのスペースが必要で、洗濯用の水栓(蛇口)と排水口が必要で、洗濯機パンと呼ばれる洗濯機を設置する台を備える場合もあります。
洗濯機の種類や大きさによって、必要な洗濯機パンのサイズが変わってきます。
物干場として、洗面所を利用する場合もあります。
暖房機を設置するのは、室温を考えると浴室よりも脱衣室が重要な場合も少なくありません。
その暖房機を利用、昇降タイプなどの物干しも設置して、洗面所を物干し場として使用することがあるのです。
洗面所は使用する時間はそれほど長くないのですが、様々な機能が要求されます。
小さめの洗面所では、必要なスペースを確保しにくい場合もあります。
そんな場合はあなたの住まいの洗面所に本当に必要な機能を選び、その他の機能は別の場所に任せることも大切です。